小説すばる「夕べの星」掲載
発売中の「小説すばる 4月号」に、短編「夕べの星」が掲載されています。ぜひご覧下さい。
昨年の8月号に掲載された短編「左手のルロイ」の続編です。前作の主人公である若葉の兄・久樹が、「雨いらずの稲」なるものをめぐって、ある女性に出会います。宵の明星みたいに輝く目をした彼女が秘めている過去とは、一体何なのか。久樹とともに、どうぞ探ってみて下さい。
オール讀物連載小説「永遠の詩」
ガラス職人を目指す青年・真島元基。彼は自らの過去から逃れるために、ガラス工芸作家・雨宮誠二の元に身を寄せますが、雨宮家にもまた、封印された過去が……。時代を超えて呼応する、二つの切ない物語をお楽しみ下さい。
元基を追いかける美しい継母・希帆の壊れた言動にも是非ご注目を。著者が最も心惹かれるキャラクターの一人です。
2017年6月号より、12月号まで掲載(全6回。8月号は休載)。
単行本は2018年秋頃に刊行予定です。